日本尿路結石症学会 第27回学術集会 尿路結石症への挑戦 -成因解明から再発予防にむけて新たなる出発-

ご挨拶

日本尿路結石症学会第27回学術集会 会長 野々村祝夫

このたび、日本尿路結石症学会第27回学術集会を2017年8月25日(金)・26日(土)の2日間、大阪の千里ライフサイエンスセンターにおいて開催させていただくことになりました。

悪性腫瘍が泌尿器科診療の中で関心を高めている一方、日本国民の生活様式の変化に伴って尿路結石症も年々罹患率が上昇しています。ご存じの通り、尿路結石症に罹患することによる患者の身体的負担は想像以上に大きく、泌尿器科医にとって尿路結石症診療は最も重要なものの一つとなっています。約30年前に体外衝撃波による結石破砕装置(ESWL)が我が国に導入され、これによる治療が保険収載されて以来、急速にESWLは全国に広まり、今ではESWL治療は外来で簡単に行える日常診療の一つになっているともいえます。最近では、f-TULや細径のPNL、さらにはPNLとTULを組み合わせたTAPなども登場し、治療技術も少しずつ進歩しています。

尿路結石症は再発しやすい疾患であり、腎結石においてその再発率は治療後3年間で30%、5年間で45%とも言われているにもかかわらず、尿路結石症の予防に対する関心はやや薄れているように思います。

私自身、尿路結石症に関しては本来の専門研究領域ではありませんが、僭越ながら今回学術集会会長を拝命し、いま一度尿路結石症に関する様々なことを皆様と一緒に勉強し議論することによって、尿路結石症診療、研究に関する知識を深めたいと考えております。

尿路結石症講習会、シンポジウムを始め4つの共催セミナーを企画し、少しでもご参加いただく皆様のお役に立てるようなプログラムを準備しております。

大阪大学医学部や万博公園にほど近い千里の地にて、出来るだけ多くの皆様のご参加をお待ちしております。

平成29年4月吉日

日本尿路結石症学会第27回学術集会
会長 野々村 祝夫
大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学講座(泌尿器科学)